
今回のプロジェクトは、宮城県大崎市の中心、古川に作ったコワーキングスペースです。
2016年の1月に初めて依頼の相談を受けて、「3月20日にはオープニングセレモニーが予定されている、、」とのこと。設計と工事を同時に進行しました。
そして、短期間での工事を乗り切るため、地元の皆さんが作業を手伝ってくれて、その原体験がDIYならぬ「DIO=Do It Ourself!:みんなで作ろうぜ」というコンセプトにつながってきました。
目次
工事スタートの頃



こちらの建物は、元々は、洋服屋さんだった建物のようです。
くすんだ天井を、白くペイントしよう



まずは天井がくすんでいるので、真っ白にペイントしました。
コンセント不足を解消しよう





古い建物なので、コンセントが不足してました。(昔はスマホもパソコンもなかったのです。)それぞれのテーブルにコンセントを設置するために、床を二重にして、その下に電気の配線を通しました。
テーマカラーを決めよう



居心地の良いコワーキングスペースの雰囲気作りのために、木をたくさん使いました。統一感を出すために、テーマカラーを見つけるために、色々とサンプルを試してみて、明るいけど落ち着いた感じの色を見つけました。
ロゴマークを考えよう

コワーキングスペースなので、ステップを上がっていくイメージ。みなさんとディスカッションしながら、形を決めていきました。英語も大文字がいいか?小文字がいいか?みんなで一緒に色々悩みながら決めました。
デザインウォールを一緒に考えよう









入り口の看板、A型看板を一緒に作ろう






地元のアーティストの方にも協力してもらいました。
道路面の大きな看板をみんなで作ろう





徐々に手伝ってくれる仲間が増えてきました!
床の塗装をしてみよう



地元の方が応援してくれて、床の塗装を手伝ってくれました。
家具を塗装しよう




コワーキングスペースのスタッフの皆様も手伝ってくれました。
完成した家具の様子です






オープニングセレモニーの様子です




工事に関わってくれた地元の皆さんが集まってくれました。一般的な工事のオープニングセレモニーは硬い印象がありますが、このオープニングセレモニーは、工事中に苦楽を共にした仲間との再会でもあり、とても温かい雰囲気でした。
地元広報誌にも載りました

最後に
この建物がきっかけで、プロも素人も一緒に工事をすると、連帯感が生まれることを発見しました。オープニングセレモニーがとても思い出深く、建物づくりを手伝ってくれた方との再会の場になっていて、「工事をきっかけに、そこにコミュニティが生まれていた」ことを発見する機会になりました。
建物の工事中に見学に来てくれてた方が、コワーキングの入居者になったりもして、プロも素人も一緒に作業するこの工事のやり方が、広報の効果もあり、さらには集客の効果もあることを実感した現場でした。
この建物についての情報
ぜひ、こちらの建物のホームページをご覧ください。