WORKS娘さんとお孫さんが考えた実家の快適リフォーム

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はじめに

今回ご紹介するのは、おばあちゃんの住むお家を、娘さんとお孫さんが活躍して、素敵にリフォームした事例です。

設計では、ショールームにみなさん一緒に行ってもらい、色や仕様を選んでもらいました。工事は、前半の専門的な工事はプロが担当し、後半のは、洗面室などを、お孫さんと私たちプロと一緒にDIO!で仕上げることにしました。

洗面台

お孫さんがこんなことできるなんて、おばあちゃんもびっくり。親子3世代で一緒に作業していい思い出もできました。

おばあちゃんは、誰かが来ると必ずお孫さんを自慢しちゃいます。ぜひ、最後まで読んでくださいね。

こんな方におすすめです

  • 親の住む実家をリフォームしようと考えている方
  • 高齢者向けリフォームを考えている方
  • DIYが好きで、自分もリフォームに参加したい方

工事の期間

今回のリフォームはおおよそ3ヶ月ぐらいかかりました。
大きく3つのパートに分かれています。

  1. リフォームの準備(出会いから設計まで)(7月)
  2. 工事の前半〜仕上げ(プロの工事)(7月〜8月)
  3. 工事の仕上げの一部分(プロと素人の工事_みんなで一緒にDIO!)(8月〜9月)

1・リフォームの準備(出会いから設計まで)

リフォームのキッカケ

古いお風呂

リフォームのキッカケは、お風呂のボイラーが壊れたことでした。何度か増改築を繰り返したそうで、お風呂・洗面室が2階にあります。古いお風呂のタイプで、湯船とボイラーがセットなっています。今では廃盤になっている商品でした。

ミライデザインワークスを知ったキッカケ

施主さんの知人が、仙台市内でパン屋さんをオープンしたばかりでした。そのお店の設計と工事をミライデザインワークスが行ったご縁がキッカケです。

ヒアリングして分かったこと

最初に聞いたお悩みは、

  • お風呂のボイラーが壊れてしまってお風呂に入れない
  • 高齢化して暮らしにくい部分があるのでそれも相談したい

しかし、他にも課題はありそうで、、、

  • お風呂が2階にあるので、階段の上り下りが大変
  • 高齢になってきて、今後だんだん階段の上り下りが大変

お風呂に入ると血圧が上下するため、ふらつきやすくなります。できれば階段を上り下りせず寝室と同じ階にお風呂もあったほうが良いと提案しました。

しかし、相談を解決するには、建物を診断しないとわかりません。

予算や制約(構造や広さ)の確認

古い建物は、広さや構造・法律などでいろいろと制約条件がつくことがあります。老朽化した建物ほど予算がかかる傾向があるので、最初に建物を診断します。

建物の診断

診断している様子

木造で、2階を支える大事な柱が多いため、柱の移動や撤去はできないと判断しました。また、給排水と電気はリフォームでも問題なく使えることが分かりました。

設計の提案内容

古い図面

「・・・できればお風呂は1階にある方がいよね。。。」という意見でしたが、「お風呂をつくるスペースがないのよね」とのこと。

古い建物で、構造に大事な柱が多く、壁は移動できません。壁は残したまま、部屋を入れ替える作戦です。

図面をよく見ると、トイレが広く、キッチンも広いことに着目。

  • キッチンをコンパクトキッチンにする。
  • トイレはキッチン側に移動。
  • それまで1階トイレだった部分に、2階のお風呂を移動。
  • 廊下を仕切って脱衣コーナーにする。

高齢化でうっかりコンロの消し忘れを考えると、コンロもIHクッキングヒーターに変更。

こんな提案をしました。

「家族の人数も少ないしキッチンを小さくしてもト大丈夫。それよりもお風呂が1階に設置できることの方がうれしい」とのこと。

ご予算も確認し、これぐらいの予算でおさまるなら、この新しい間取りで行こうと方向性も決まりました。

そこまで来たら、次は実物をみて確認です。

ショールーム見学に行こう

おばあちゃんとお孫さん、色の相談

リフォームはなかなかイメージがつかないこともあるので、ショールームの見学はおすすめです。お孫さんにも一緒にきてもらいました。

今回は、お孫さんが全てカラーコーディネートしてくれました。カラーバリエーションもたくさんあるので、選ぶのは楽しいですよ。

ユニットバスの注意

湯船の大きさや、浴槽の背もたれの角度が大事です。
湯船が寝そべり型だと、足が浮いてしまい高齢者には危険なこともあります。

バリアフリーのオプションもチェックしよう

オプションを検討中

ユニットバスには、オプションで手すりが設定されていることが多いです。

手すり検討するポイントは3箇所あります。

  • 湯船の中で体を固定する手すり(お湯の中で足が浮かないように)
  • 湯船から立ち上がる時に使う手すり(立ちくらみするので)
  • 洗面室からお風呂に入るときの手すり(お風呂の床が滑りやすいので)

実際に体感して、選んでもらいました。

次はいよいよ工事スタートです。

2・工事の前半(プロの工事)

いよいよリフォーム開始です。新築と違い、リフォームはそこに住みながらの工事になります。
特に水回りの工事では、注意が必要です。

家に住みながらリフォームするときの注意点

キッチン・トイレの工事

Before

新築とは違い、施主さんが住みながら行うリフォーム工事は、工事の順番に注意が必要です。トイレ工事中はトイレが使えないし、キッチンの工事中は料理ができません。事前にそのことを了解いただくことも大事です。

After

まず最初に、それまでのキッチンを撤去し、そこに新しくキッチンとトイレを作ってしまいました。

トイレが使えなくなる期間がないよう、新しいトイレを使えるようにしてから古いトイレを解体します。

お風呂の工事

古いトイレを壊したところに、そこにユニットバスを設置。最後にお風呂だったスペースを洗濯干し場にしました。

最後に、洗面室はこれからお孫さんと一緒に仕上げます。

3・工事の仕上げの一部分(プロと素人の工事_みんなで一緒にDIO!)

お孫さんとキッチンカウンターをDIO!

炊飯器や電子レンジをのせるサイドボードを、お孫さんと一緒に作ります。
カウンターの木材は、倉庫に眠っていた貴重な一枚板。

先代の残してくれた一枚板を、お孫さんがリメイクしておばあちゃんの台所で使う。
何かストーリーがつながりエピソードが生まれます。

DIYがお好きな方には、おすすめです。

お孫さんと娘さんと洗面台をDIO!

お孫さんのこだわりで、設備メーカーのシステム洗面台ではなく、ちょっとレトロアンティークなタイル張りの洗面台を作りました。

モザイクタイルにこだわりが!

とても可愛らしい洗面台になりました。

おわりに

今回のリフォーム事例は、高齢者(おばあちゃん)のお家のリフォームでした。
娘さん・お孫さんがアイディアを出してくれたり、DIYで参加してくれたり、とても楽しいリフォームでした。

担当者からの一言

娘さんとお孫さん

リフォームをする時は、高齢化や家族の変化がある時が多く、実は家族が集まるチャンスです。

リフォームがキッカケでおばあちゃんとお孫さんの共通の思い出が増えて、ちょっと楽しいお家になります。今回は、思い出深い現場になりました。

おばあちゃんがこのお家のリフォームで自慢するのは、いつもお孫さんとのエピソードです。

それだけ愛着がある家になったのであれば、とてもうれしいなと思っております。

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