天井って、普段はあまりジロジロ見ることはないのですが、
とても重要なのです。
部屋の雰囲気が、なんとなく薄暗いなーと思う時は、
天井がすすけて、グレーになっていたりします。
人間は、見ていると意識しなくても、
直感的に「暖かい空間だな〜」とか「寒々しいな〜」と
感じてしまうのですが、
その感覚に、天井の色は重要です。
今回は、すすけた白い天井を、
真っ白にペイントし直しました。
もともとが白い天井なので、
おそらくほとんどの人は、塗り直したってことに
気がつかないかもしれませんが、
これはこれで重要なんです〜!
古い空き店舗のリノベーション。
この時代の建物には、コンセントが少ないのがネックです。
(そんなに電気を使わない時代だったのですね。)
今は、パソコンや、スマホ、とにかく充電が求められます。
そこで、OAフロアを考えました。
柔らかい雰囲気の室内にしたかったので、
既製品の正方形をカーペットを並べるのはイマイチ。
そこで、
2×4を並べて、その上に、床を施工。
そこで出来た空間に、配線。
壁際まで配線して、壁のコンセントも追加し、
床にもコンセントを追加できました。
建物は、その時代感を表すな、、、と、
この建物ができた時代って、
まだ携帯もパソコンもなかった時代だよなーと。
古い建物と、会話している感じなのでした。
暖かいカフェのような雰囲気を作りたくて、
壁にウッドタイルを貼りました。
1×4の材料を、様々な色でペイントして、
床に並べてレイアウトを調整。
だいたいレイアウトが決まったら、
フィニッシュという細い釘を、
エアー工具を使って打ち込みました。
大崎に新しくコワーキングスペース「alata」が完成!
そのオープニングイベントで、登壇してきました。
目指したのは、「自然と人が集まるような空間」。
そのために、
素人の方をどんどん巻き込んで(安全な作業のみですが)、
壁を張ったり、ペンキを塗ったり。
もちろん専門職に頼んだ方が仕上がりは綺麗ですが、
それ以上のあたたかみのある空間ができたと思います。
お客様と一緒に何かを作るって、
実は結構大変です。
その施工には、その道のプロがいるので、
そのプロに任せてしまった方が安心なのですが、
でも、全てをプロに任せるよりも、
親子や仲間と一緒に作ると、思いや愛着が増えます。
私も子供と一緒に作った家具は、
出来栄えは、塗りムラだらけで良くないのですが、
なんだか気に入っています。
もしかしたら
将来に残る愛着(=タイムカプセル?)を
作っているのかもしれません。
ピカピカの高級家具にも負けない価値が
あると思っています。
株式会社ミライデザインワークスは、宮城県仙台市の建築会社です。
(一級建築士事務所と宮城県建設業の2つのの許可登録をとっております。)
設計から工事までトータルでサービスを提供しております。
ミライデザインワークスは、建築の「ストーリー」を通してお客さまの家族や仲間や地域をつなぎたいと思っております。
それを「ストーリー型建築」と命名して、建物のメイキングにみんなが参加して一緒に作業する機会をつくったり、その楽しそうな記念写真を残すことで、空間を建築するだけでなく、思い出やコミュニティを作ることができたらいいなと思っております。